惚れたら負けよ?
」のレビュー

惚れたら負けよ?

ゆいつ

敷居が高いのか…?分かりにくいです

ネタバレ
2025年3月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ ゆいつ先生の御本、久しぶりに読ませていただきました。話を重ねる毎に、身体のラインも色っぽく絵の完成度が高くなっていって思わず手に取ったわけですが、どんな人物なんだろうと思わせるところまではワクワクするんですけど、読み終わった後、いったいこの一冊で何を読まされたんだろう?と物足りなさを感じてしまいました。超日常というか、苦手に思っていたカフェ店員が新人として入ってきて、迫られてくっつく。大人の恋愛って感じの、こんな事あるだろうな、といった話として読んだんですけど、全体として淡々として、そして主人公の葛藤ターンの語りが長過ぎる感じ?読み物としての面白さがもう少し欲しかったです。雰囲気は良いんですけど、そこから読み取れるものがあまり多くなく機微に萌えを感じられないのが残念です。また、主人公はアラサーとはいえ、言葉使いは実際もう少し若くないか?二十代に思えない…それと同じ理由で、何をそんなに恋した事ないみたいな反応が多いんだろうと、幾つもある符合がなかなかひとつにまとまらず、魅力を感じるのが難しかったです。一重瞼の攻めは好きだったなぁ、でもほんと全体的に語られるものが薄くて惜しい感じでした。続編を想定されてるのかなって感じ。淡々とした日常のなかの大人の恋愛だとしても、主人公に魅力を感じるような個性からくる言動や、グッとくるようなシチュを織り交ぜて(できれば何処かに目新しさを感じるようなもの)ゆいつ先生の描く萌えにフォーカスしたものを読んでみたいです。
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