このレビューはネタバレを含みます▼
最初のパパ活の話、純朴で可愛い娘を汚い男達から守りたくて、目を覚まして欲しくて、ナイト気分で娘の為ならなんだってできるって浸って殺人を淡々としていたのに、7人目の被害者が所属する犯罪組織に娘も犯罪者として関与してるのをメールで知ってからの絶望感に「あらー」って声が出た。
この殺人現場を第一に見つけるのが娘になるし、いつも通り大して指紋とか髪とかの証拠隠滅しないで出ていく予定が娘が犯罪組織に関与していることが世に出ないように余計かつ難易度高い証拠隠滅しなきゃだし。
自分の目的の為に人の人生を踏み躙っても構わない。だって相手もクズだから。って正当化して淡々と犯罪に手を染める選択をするとこが親子でそっくりだし、一番は純朴で可愛い娘が純朴とはかけ離れた人間だって知ったことへのショックがかなり大きそうで面白かった。大義名分無くなってるんだもんw
唯一の本当の被害者は奥さんだけ。
殺人現場で自分のミスについて自分で反省してるシーンがあるけど、娘の真の姿を知った後、果たして本当のミスって何なんだろうね?って少し皮肉めいたものが余韻として残るのも面白かった