婚約者に側妃として利用されるくらいなら魔術師様の褒賞となります
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婚約者に側妃として利用されるくらいなら魔術師様の褒賞となります

春海た子/まつりか/御子柴リョウ

2巻完結ではあっという間

ネタバレ
2025年3月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 原作大好きです。アメリアの目標に対するひたむきさと素直さ、ロワールの疑心暗鬼になりながらもアメリアに惹かれるのを止められない感じ、どちらも愛おしいです。コミカライズならではの感想としてはビジュアルで見られるせいで、双子コーデの妃を両脇にはべらせるつもりだったルイスとそれを許可する王への嫌悪感を原作よりも強く感じます。
物語の一番の見せ場である戦勝祝賀会のシーンは、もう少し余韻を感じたい所でした。ロワールとアメリアがいなくなってからのその場の人達のアタフタぶりも見てみたかったです。
ルイスもリリアも自分に都合の良い理想があって、そのせいでアメリアに生じる屈辱など考えもしません。そういう意味でお似合いの二人ですが既に破綻寸前です。招かれた国の公の場で言いたい放題をして、自国に帰った所で本当の罰が待っているのではないでしょうか。
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