このレビューはネタバレを含みます▼
貧しい村の窮状を救う為に、そして親友を救う為に、主人公のイザベラが進んで生贄になるところがカッコよかったです。幻獣が恐そうでいて実は優しそう。先が気になります。(一巻)
思いがけずに優しい幻獣と一緒に暮らすようになるイザベラ。しかし幻獣は何故か歌を歌いません。イザベラは過去の悲しい出来事に気づき、かたくなに心を閉ざす幻獣を慰めようとします。幻獣もイザベラのひたむきさに心を許し始めます(二巻〜五巻)
お互いに惹かれあいながら恋と気付かずにいた二人が、幻獣の昔の恋人の愛したリュートを通じて、自分たちの本心に気づく繊細で優しい展開がとても素敵です。(六巻)