アルマーク
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アルマーク

やまだのぼる/出水ぽすか

魔術師として生きると決めて

ネタバレ
2025年3月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦乱が続く北の大地で傭兵団の一員として生きてきた少年アルマークが、父との約束に従って平和な南の魔法学校を目指しひとり旅にでる。過酷な長い旅の末にたどり着いた学院での生活は、アルマークがいた世界とはまったく異質なものだった。余りのギャップに戸惑いながら、失敗を重ねながら仲間たちや先生の助けを借りて、徐々にその才能の片鱗を見せていくアルマークだった。少年たちの成長が丁寧に描かれているので、成長物語とも言われるドイツ教養小説(ビルドウンクス・ロマン)を読んだような充実感を得られる作品です。
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