お求めいただいた暴君陛下の悪女です(コミック)
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お求めいただいた暴君陛下の悪女です(コミック)

天壱/SORAJIMA

女神が悪女に…でも痛快ストーリー

ネタバレ
2025年3月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 家族の為に尽くしてきた従順な王女ラース。けれど実はその家族には上手く利用されていただけのスケープゴートだった。様々な濡れ衣を着せられた挙句「悪女」とされ処刑されてしまう…そして10年以上前に戻り、ラース2度目の人生が始まります!
ラースは事の全貌を知り、自分は愚かだったと悔い改めます。そして皆が望む「悪女」になってやろうじゃないかと心を決めます。
まぁ本当になかなかの悪女ぶりを発揮するのですが、誰も彼もではなくて、あくまで自分を攻撃してくる者にのみ悪女ぶりを発揮。恩がある人にはその恩を忘れません…。そしてラースは本来の賢さを2度目の人生で発揮します。自分の中にある10年分の記憶を頼りにそれを利用し、色々仕掛けます。
ラースの悪女ぶりもなかなかなものなのですが、この物語に出てくる人は基本悪い人なので、それをとっちめるのはなかなか痛快です。
そしてこの物語には気になることだらけです。
まず1つ☝🏻‪‪、1度目の人生でゼフォンがラースに放った「お前もここまで堕ちてこい」という口説き文句(?)。あれの意味するもの、真意が知りたい。
そして2つ目✌🏻、従者のシング。彼は1度目の人生ではラースにどのような罪を着せられたかを話してくれ、2度目の人生ではゼフォンに嫁ぐラースについて来てくれた。ただ忠誠心が強いだけなのか、それとも他に意があるのか…?時折、気になる表情見せることも有。
どうかシングだけはラースの本当の味方であって欲しい。シングに裏切られたら心が折れます(私が)。
この先、ラースの復讐劇はどうなっていくのか、ゼフォンとの関係、愛人たちとの蹴落とし合い、そしてラース自身の行く末も気になります。
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