亡霊魔道士の拾い上げ花嫁
」のレビュー

亡霊魔道士の拾い上げ花嫁

藤谷一帆/瀬尾優梨/麻先みち

どうしてそうなった

ネタバレ
2025年3月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初の出だしは面白かったのですが、キャラを活かしきれないまま尻窄みで終わっていくイメージ。

最終巻に非魔道士を差別する国との国同士のやり取りがあるのですが、国同士なのにそんな干渉できる?属国なの?と疑問しか残らず…
王女が国が抱える問題を解決するために主人公に危害を加えるのですが、なぜそういう結論に達したのかもよくわからず…そもそも、非魔道士差別のひどい国だというのは隠す気が一切ない感じでぐんぐん押してくるので明白の事実。なのに、今更主人公に危害を加えたからって、主人公の国が王女の国を「お前ら非魔道士差別してるらしいな!どんな感じか見せてもらうぞ!」てな感じで監査するなんあり得なくない?王女の頭の中どうなってんの?と不思議でならず…
最終的に、生まれてからずっと幽閉されていた存在が王女の国の王になるらしいのですが、教育もまともに受けてなさそうな、世間も知らない人が王様でええの?と理解に苦しみ…
なるほど…主人公の国が王女の国をやんわりと属国化するための政治的介入なのか!よし、そういうことにしよう。
主人公夫の実家の魔力で脅して無血降伏させたんだな。
で、学のない世間知らずな子供を王に据えて傀儡にするんだな。
ほんわかした内容の裏でえげつないな。
と、むりやり自分を納得させました。

ある意味面白いので気になる方は最後まで読んでみてください。
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