甘くて、こわくて。【タテヨミ】
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甘くて、こわくて。【タテヨミ】

hinoon

良い…淀み傷つきつつも😢

ネタバレ
2025年3月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙の印象で2人のイケメンに挟まれて困っちゃうかわい子ちゃんみたいなのを思い描いていたのですが、そんな軽い話ではなかったのが刺さりました💘
話の要約としては合ってたのですが、二次元ぽくなり過ぎない人間味あるキャラで感情移入できたし、悪者をただの悪者で終わらせず折り合いをつけるハピエンが最後まで読んでて良かったと思いました。
愛に飢える余りに歪んでしまった悠馬と、弟への不純な感情を逸らすのを意識し過ぎて初めての純粋な恋愛感情を自覚できない氷河先輩。2人の中途半端な愛情と身勝手さに振り回されて晴翔が可哀想だったけど、晴翔が幸せになれる結末を期待して全巻買って正解でした。報われます!
支配欲•優越感が見え見えで最初からクズな印象だった悠馬に一途で、典型的な盲目状態だった晴翔が氷河先輩に翻弄されるうちに先輩を好きになる流れ。そのまま氷河先輩と結ばれて!と願っていたら、修羅場が来るのは分かっていたけど、そこで氷河先輩もハッキリせず晴翔を手放したのは「え!?なんで?」と思いました。恋心の自覚がなかったというけど、無責任すぎてバッドエンドかと危ぶみました。
でも、クズ男に絆されちゃって傷ついた挙句セ◯レに慰めてもらうというイケナイ晴翔だけど、「自分を愛してない悠馬を愛し続ける自信がない」とハッキリ言って割り切れたところが良かった。そこからは3人ともグズグズせず、悠馬も自分を変えていこうと前向きになれたから本当に良かった。最初悠馬が嫌い過ぎたけど、彼なりの背景や葛藤があって最終的に前向けたから、良かったと思います。
晴翔は振り回されて可哀想だったけど、ずっと良い子で可愛かった!幸せになれて本当良かった🥰
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