后と河
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后と河

山中ヒコ

重厚な歴史の中にほんのり見える執着愛

ネタバレ
2025年3月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 治水のことだけを1人追い続けていた主人公は人付き合いが苦手で、皇帝の気持ちにも一切気付かないノンデリを発揮。(ノンデリではあるものの、自分がノンデリである可能性を自覚されてて変わろうと努力する健気さが可愛らしいです)でも、それでも皇帝は主人公に癒しを求めて毎夜参られて、かなり少しずつではあるものの、だんだんと2人の空気感ができあがっていきます。糖度は激しく微量ではあるものの、皇帝の表情から主人公のことを執着する様がとてつもなく伝わってきて、1巻の糖度をかなり補完してくれます。1巻後半でどうして主人公に執着しているのかもより分かり、再度1巻を読み返すとより皇帝の気持ちが伝わってきて感無量です。1巻ではまだようやく主人公が皇帝に対してほんのり気持ちを向けるようになるところで終わっているので、早く皇帝に主人公が少し気持ちを向けている様を気づいた時、皇帝はどんな表情をするのかと期待が高まってます!!
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