寂しさはあるけど幸せ

ネタバレ

2025年3月26日

このレビューはネタバレを含みます▼ 事故で亡くなってしまった兄と、弟のひばり、兄の親友の清澄。登場人物はほぼこの3人のみです。ひばりと清澄はつねにある兄の死への後悔と償い、悲しみの中で寄り添って生きていて、それでも不思議と暗くなりすぎないストーリーと、穏やかな雰囲気にホッとしました。残された2人はお互いのことだけを考えて自分の気持ちを閉じ込めていて、だけどそこからもう2度と後悔しないために踏み出す一歩。そんなお話でした。こちらの作者さんの描くおセッセは個人的には艶っぽさとか背徳感とかよりプロレスだよねとつねづね思っているのでそこは今回もその通りでした。そこだけ今作の空気感とは合わずほんの少し残念でしたが。でも全体的に美しい作品でした。

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さゆさん

(女性/40代) 総レビュー数：89件

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