うそつきあくま
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うそつきあくま

雁須磨子

作家買い

ネタバレ
2025年3月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 雁須磨子先生の作品は地味ながらじわじわ効いてくる力が強いです。今回は漫画家同士の先輩後輩の話。憧れの先輩漫画家のアシスタントになれた受けはその気持ちのまま彼の恋人になるも自身が漫画家デビューして軌道に乗ってくるとそれに対して嫉妬したくないからと攻めに振られてしまうのにその後はなにかの機会で会えば体の関係に「これって???」
攻めはひねくれ拗らせの毒舌キャラ、対して受けは光の人。ベッタリではないけどいい距離を持って攻めにさりげなく尽くすことが出来る人です。
これだけで終わらせないのが雁須磨子先生で、下巻では受けの欲がドロッと出てきて人間味を感じました。
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