嫌われ者の令嬢は、私が愛しましょう。~いまさら溺愛してきても、もう遅いです!~
」のレビュー

嫌われ者の令嬢は、私が愛しましょう。~いまさら溺愛してきても、もう遅いです!~

暮田呉子/藍原ナツキ

男性陣ヤバいやつばっかで笑う(好き)

ネタバレ
2025年3月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 結局のところ、主人公は色んな人から愛されてるわけですが、男性陣からの好意のアプローチが癖つよつよで、主人公は自分が嫌われていると勘違いしているというお話。パパンはママンに逃げられてから子どもとの付き合い方を間違えたパターン(厳しくしなければと)。弟くんは、我儘で寂しがりで愚可愛いお姉ちゃんのことが大好きだけど、喧嘩してる間は自分のこと見てくれるからって好きな子に意地悪しちゃう系男子。公爵家の坊やは、主人公が王太子好き好きって構い倒すから嫉妬しちゃってるただのツンデレ(男性陣の中では一番マトモ)。王太子が一番イカれてて、王家と公爵家との権力バランスとかで主人公と一緒にはなれないから自分を嫌いになってもらおうと暗殺者を仕掛けたところ、主人公が自分を庇ったもんだからあまりの一途さにぎゅんときちゃう。どんなに冷たくしても、振り払っても慕ってくれる主人公のことが好きだけど、大人の事情で結婚はできない関係だから、このまま自分のことは好きでいてほしいけど自分は別の人と結婚するねって思考のやつ。それなのに、主人公が死にかけた報告を受けてからはかなり焦ったもようで、しがらみとかもう全部関係ない!主人公と一緒になってやる!って意気込んでたわりに、回復した主人公と幼なじみの公爵家の坊やが一緒にパーティに来て、あなたにもう未練はありません的なことを主人公が言った途端王太子絶望。自分のことが好きなんだろ?執着してるんだろ?なんであんなこと言ったんだ?嘘だよな?と主人公を追いかけるところとかうひゃーとなりました。思考がゴミクソなんだけど、クズキャラ好きな私は読んでてふへへへってなりました。対して公爵家の坊やは、主人公が回復してから超絶優しくなったので、あーーーこんなんただの優男じゃん!!!ツンは何処行ったよ!!!ツン要素もう皆無じゃん!!!と私は残念でなりません。この流れ的に主人公と優男はくっつくんだろうなぁと思ったので、自分的には物足りない感ありの星4で。
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