このレビューはネタバレを含みます▼
試し読みで見た物語の出だしと表紙のギャップが気になり購入。買って良かった。
元お狐様・三珠が暦の元に初めて現れた時、お子様ランチを作り、「暦の笑顔に一目惚れしたんだ」
と言い、持参品の中には宝物だというボロボロのマフラー。全て意味があったのですね。
安寧の永遠の時間ではなく、愛しい・幸せにしたい人間との数十年を選んでやって来た三珠。
そんな三珠との生活で日々愛おしさを感じていく中で、暦の疲弊し暗かった表情だったのが
次第に笑顔が増えいく様に心が暖かくなりました。良いお話です。