このレビューはネタバレを含みます▼
書籍化前のサイト時代からずっと読んできた大好きな作品です……!
薄幸苦労人Ωと暴君有名小説家αとのオメガバラブストーリーだと思うじゃないですか。実は違うんですよ。
読んでいるうちに「え…?なに?そういうこと?」「え、うそうそ、やだ……そんな!」「待って?!そんなことって!!!」と、衝撃的な展開にページをめくる手が止まらなくなります。
1度目読むと純粋にその大どんでん返しに衝撃を受けるんですが、2度目に読むと至る所に繊細で緻密な伏線が敷かれていたことに気づいて「くぅ〜〜っこいつはやられたなぁーーっ!!」って膝を打ちまくれます。3度目以降はそれぞれの登場人物視点で物語を見ていくと、より楽しめると思います……!(たぶんみんな生きてる登場人物のことは絶対好きになると思う……!みんな愛しい……!)
そして、何度読んでも、その後の展開を覚えていても、描かれている人物の生きている様が有り有りと描かれていて、読むたびに感情が大きく揺さぶられます。今晩もめっちゃ泣いた。嗚咽漏らしながら。
読み応えたっぷりのボリュームですし、何度でも読み返せる魅力的な内容です!!
そして電子限定の書き下ろしもありました!その後の彼らの様子が見れるので、よりあの世界観を楽しみたい方は是非!!