恋じゃねえから
」のレビュー

恋じゃねえから

渡辺ペコ

ハラハラしたけれど読んでよかった

ネタバレ
2025年4月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても難しいテーマだと思いました。渡辺ペコ先生の漫画が好きなので読み進めるのは必須で必至。
自分ならどうする?と自問自答し読んでも苦しくて難しくて、この漫画の終着点はどうなるんだろうと、勝手に心配してハラハラしていました。最終巻に本当に安堵しました。
紫の「助けてほしかった」という言葉、とても腑に落ちて、自分自身にも気づきがあって癒されるような心持ちになりました。
また、謝罪を受けての紫の「許せない。許したくない」というセリフもそれでいいと思い、納得でした。「お子さんは絶対に守ってほしい」「まだ間に合うから」と続いたセリフが胸にきました。人としての芯の強さ、人の深い真心を感じました。
また、茜が紫を助けることができて、茜自身をも助けることができたのが、自分も励まされるように感じました。
恋愛関係ではない友情や親しい関係、信頼関係を自分も持っているし、世の中にも自然にあると思っているので、紫と玄くんの関係が丁寧に描かれているのも好ましかったです。
読んでよかったです。渡辺ペコ先生、ありがとうございます。
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