このレビューはネタバレを含みます▼
あらすじは両親と妹から愛情を感じられず嫌な思いしてたけどある日突然顔が良くて金持ちで社会的地位も上の鬼が現われ花嫁だと告げられ流されるまま鬼の花嫁に。それからは何が起きても旦那からは溺愛(?)され周りの者が守ってくれ全てを解決してくれるという内容。
鬼の家では夢のような至れり尽くせりの日々。
かくりよの大学に入れてもらえたにもかかわらず一年間で護身術を披露したのみ。花嫁の特別なクラスなことも意味をなさず成長をしていないことにはとてもがっかりしました。
読んでいて柚子に何ひとつ魅力を感じません。
ヒロイン柚子は終始うじうじしたまま何もしてないですよね?
作中にはヒロインを立てるための悪者が次々と登場します。
親も普通に生活していける環境とお金は出してくれていたのに柚子は家族から逃げるだけで受け身な感じ。うじうじしさが妹を付け上がらせたのかもしれない。周りを悪者にして悲劇のヒロイン気取ってたのかなとも思わされる。
想ってくれてる祖父母がいて友達がいる。こちらからするとそこまで嘆く状況ではなかったように思うんですよね。現実ってもっと厳しいのに。
話が進むにつれて柚子の傲慢さが増してる気がします。欲に目がくらんだのか大金も手に入ります。加護のおかげであるとわかり辞退するのかと思いきやしっかりと受け取ったことには大変驚きました。
時が経っても状況を把握できない能天気ヒロインにイライラします。常に狙われる身だというのにインターンだの就活だの。周りに余計な仕事を増やし迷惑がかかることを全くわからずやりたい放題。これもうただの我儘なのでは。
コミック大賞受賞作品ということで期待して原作を読んでみましたが4巻まで頑張ってヒロインか自分のことを「役立たずだなぁ」のところで今さら勘弁して下さいとなり挫折しました。
性別問わず幅広い年齢の方々から愛されてるシーモアさんなのにこの低年齢向けあっさり内容のものが大賞受賞したとは正直疑問なくらいです。コミックの方は面白いのでしょうか?
小鬼ちゃんたちの可愛さだけは癒しでした。