このレビューはネタバレを含みます▼
自分語りで申し訳ないのですが、自分は男です。
なので「男の癖に少女漫画かよ」とよくなじられてきました。普通なら、皆と違う趣味趣向なんて中々言い出せないものですが、それまでに幾つもの素晴らしき作品を知っていたからこそ、自分は何も臆することはありませんでした。
長くなりましたが、本作品も同じ様に「良いものは良い、ジャンルも性別も関係ない」と胸を張ってオススメ出来る(また、誰一人として低評価を付けることがないであろう)作品と言えます。
なんせ出てくるキャラがみんないいひとなんです。普通だったらカップルに不和ができた際に横槍を入れる、場合によっては横取りを企む人が出てきてもおかしくないのに、誰もそんなことをしない。
また、あらすじが心をときめかせるんです(いわゆる「キュン死」というやつ)。王道なんですが、打算を全然感じる事がないんですよ。
いま一気に読み終えて、何時間も経ってるのに、感動が収まりません。明日が早いのでもう寝るのですが、果たして明日自分は無事に起きられるのか、ひょっとしたら鼻血を出したまま憤死していないかと、ある意味で心配が尽きません。
いや、癒されます。心が洗われるこの感覚を久々に感じました。