初恋不倫~この恋を初恋と呼んでいいですか~
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初恋不倫~この恋を初恋と呼んでいいですか~

横馬場リョウ

心情の揺れがリアル

ネタバレ
2025年4月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 7巻まで読了。よくある不倫漫画だと不倫夫はモラ気味で厚かましく全く悪いと思ってない悪党なのですが、この作品は『旦那が基本的に真面目で気が弱く奥さんを大好きなのに、初恋の人に顔だけ似てる若い女にポーッとなり快楽に流されてしまう、でもやっぱり家庭は絶対に壊したくない、罪悪感で一杯!』ともがいてる様子が小物感満載で、実際の不倫男性達ってこういう感じなのでは?と思えました。主人公の方も1回の浮気と思ってる内はまだ心底嫌いになれず、かと言って許せず、苦悩してる中に素敵な男性が心の救いに。でもそちらにも奥さんがおり不倫なんてしたらイケナイ!と自分を必死に律する。惹かれてしまう気持ちも分かるし、時松さんの妻も奔放に推し活ばかりしてるようで寂しさの反動だろうな、と理解も出来る。時松さんは妻にはグイグイ押し切られ結婚したものの主人公に初めて恋心というものを感じ目が覚める。全員の複雑なやり場のない思いが交錯し、続きが気になる展開で読者としては非常にのめり込めます!これから時松さんと主人公が無事に離婚し、新たな恋をきちんとスタートさせるのが理想的ですね。今後も目が離せません!【追記】7巻、流石に穂波がグズグズし過ぎて苛つきました。サッサと離婚すれば良いだけなのに。旦那が不倫を認めないと言ってもスーパーで会った職場の人は知ってたのだから訪ねて行けば証言は取れると考えれば分かるのに直ぐ思考停止して逃げに走る。愛情は無くなったと自覚してるのにズルズル引越しまで強行されて情けない。また、妹さんが愛人に提示した慰謝料相場が0一桁足りないと思いますし、請求するのが当然なのに逆にあげるから証言して、というのがまた納得いきません。200、否、300万円ぶん取っても足りないくらいです。
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