麗しの皇帝陛下の番に選ばれてしまったのですが、まだ仕事がしたいので秘密です!【単話版】
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麗しの皇帝陛下の番に選ばれてしまったのですが、まだ仕事がしたいので秘密です!【単話版】

吉田しゃけ/田山歩/鶏にく

運命と名付けないで

ネタバレ
2025年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 5巻まで。
学生の頃から叶わぬとわかっていた皇太子の運命の人に選ばれてしまったところから始まる物語。
好きな人と結婚できる身分に選ばれて嬉しい!って、「国王」と結婚するのにそれだけでいいはずがない。ってことですよね。こういうのめちゃくちゃ好きです…!
しっかりとした責任感のある慎重さと臆病さを持ち合わせており、主人公に非常に好感が持てます。国の運営の重みというものをしっかり認識できている…!
学生時代から志していた医師になること、その志を認めてくれ好感を持ってくれた皇太子。何か一つでも、皇太子が認めてくれた分野でやり遂げた成果を持って、強制的につがいになってしまった自分を皇太子に少しでも良く見てほしい。少しでも誇りに思ってほしい。なにより何も持っていない自分だと、自分が自分を許せない。…頑張る女の子大好きです!
皇太子(いやもう皇帝だけど)は5巻時点でヒロインが相手だと知らない。ヒロインのことが好きだから運命の相手なんていらない。とさえ思ってる。
結局二人ともお互いがお互いに恋をしていたわけですけど、そこに「運命」と名付けられるとそれはそれで拗れそう…。自分たちの宝石のように大切だった時間も気持ちも、「夫婦の写し身だったからだね!」って言われたら、自分たちの感情だけど!?ってなっちゃわない…?
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