アルジャーノンに花束を〔新版〕
」のレビュー

アルジャーノンに花束を〔新版〕

ダニエル・キイス/小尾芙佐

秀逸な文章に引き込まれる

ネタバレ
2025年4月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ すんごいはやりましたよね。
脳の手術を受けて知能が爆上がりしてしまった主人公。
口調がたどたどしいものからガチ学者になっていく過程がほんとおもしろい。
知能が上がると、今までは気づかずにいれた周囲の嫌な態度とか自分の立ち位置とかわかってくのが切ない。
恋もするけどねずみのアルジャーノンが一時賢くなったけどどんどんもうスピードで知性が下がってきて最後死んでしまうのを見て自分の運命を悟るのがえげつなく切ない。
どんどん、逆に知性が下がってくのも描写がうまい。
実話かと思ってました。
この人のお話こういう人間の脳に起きた奇跡みたいの多いですがこの話とビリーミリガンが有名ですね。
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