TOMOI
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TOMOI

秋里和国

秋里和国の真髄

ネタバレ
2025年4月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 秋里作品に初めて出会ったのはこのコミックスが発売されたずっと後でしたが、作品のほぼ全て微妙なバッドエンドというか、ここで終わり?!と思うのが多かったのでまた似たようなもんだろうと思いながら読みました。想像の遥か上をいく壮絶なエンド、でも友井はそもそもこの結末を期待してここに来ているのだから、「君が最後に死ぬなと言った以上は自死できない」ということは、これがハピエンなんだね、秋里先生?とファンに思わせる、なぜアデルに出会わせたの?と思いながらも、でも納得するしかないよなぁ、と憂鬱な葛藤を強いる終わり方。私はハピエン厨なので決して高評価ではないんですが、ただ生き様として、登場人物たちが、言葉が全て良い。アデルの言葉と視線、人は神が死んでもいいと言うまで生きなきゃ駄目だという兄の言葉、神がもう死んでもいいと言ったのかと問う友井の言葉、ラストのアデルの指輪、神よ!から続く最後の言葉。全て映画のように美しい。あまりにも良すぎて眠れる森の美男も買いました。サントラも買いました。しばらくは通勤BGMが「肩越しに地球が見えていた7月」になります。
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