堕落の愛に膝をつく
」のレビュー

堕落の愛に膝をつく

上田夜壱

受けだけが美味しいような…

ネタバレ
2025年4月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 7話まで読みました。いったん区切りがついたようですが、感想としては「なんじゃこりゃ」でした。
あくまで個人的な感想ですが、私には受けである大和がかなり自己中に見えました。
大和は自分のsub欲求を満たしたいがために、強いdomである先生に執着してすり寄り、私生活では優しく身の回りの世話をしてくれる純平も手放したくないがために、反省しているふりをしているなと。純平のことを本当に大事に思っていたなら、自分がつらくても相手の幸せを願って手放してあげるのが真の愛だと私は思うので、結局大和は二人を愛しているようにみえて、一番大事なのは自分なんだな、というのが私の結論です。
かろうじて純平が大和を好きでいる気持ちは理解できますが(普通の恋愛感情なので)、先生の方はなぜそこまで大和に惹かれているのか、好きになってしまったのかが全くわかりません。好きになる要素あったかな。患者として治療に来ている場面しか描かれていないけど。もうちょっと具体的に3人の気持ちも描いていただけたら、もう少し共感できたのかなと思います。
7話では3人で暮らし始めていますが、それもびっくりというか、腑に落ちないですね。特に、先生は強いdomのようなので、それならなおさら他人と好きな人(好きなsub)を共有することは出来ないと思うのですが。フツーに3人で楽しく過ごしているようで、うーん、ですね。dom/subで惹かれ合うなら、先生と大和の2人の世界で生きていけばいいのに。純平を巻き込む必要ありますかね。純平は大和とプレイしなかったせいでdom性も失ってしまったようで、プレイもしてくれないsubならいらないんじゃない?って思います。純平、もう大和と別れなよ!好きでいる価値のない相手だよー。
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