とても良かった

ネタバレ

2025年4月18日

このレビューはネタバレを含みます▼ 配信されるのを楽しみにしていたので
すぐに購入させていただきました。

学は、地獄に相応しくないほど良い人なのに
楽を待つ為だけに、地獄に居たほど
楽に対してずっと一途でした。
一方で楽は、地獄に堕ちてから
学生時代に学と色々あった事もあり
なかなか自分の気持ちに向き合う事ができません。

ですが、学が消えてしまうかもしれないと
なった時に、楽がちゃんと向き合う事ができて
本当に良かったです。地獄にも時の流れが
ちゃんとあり、歳を取るのも印象的でした。

生まれ変わってからは、
蚊になったりしていて、なかなか
人間に転生出来てない楽が面白可哀想でした。笑
ですが、人間に転生できた時
2人の幸せそうな顔を見られて本当に嬉しかったです。
又、ちょっと前世の記憶云々で
色々ある場面があるのですが（濁しまくってます）
ここは本当に見所です。泣きました。
原点であり頂点　という言葉を置いておきます。

最高の純愛でした。
特に学は、楽が好きだと言う気持ちだけで
これまでそれを糧に生きてきたんだと思うと
本当にずっと、楽だけが幸せの拠り所で
頑張れる存在だったんだと思いました。

この作品を読んで、5年前に亡くなった
愛犬に会いたくなりました。
お盆とか愛犬の誕生日とかには
1番元気だった姿で夢に出てきてくれるんです。
けど夢で会えて嬉しい反面、
現実では、もう傍に居られない寂しさが拭えなくて。
でも本当に死後の世界がこんな風にあったら、
また抱きしめる事が出来るかも知れないと
希望を持つことができました。
そういった意味でも本当に素晴らしい作品でした。