スイートハート・トリガー3【単行本版(電子限定50P有償小冊子&電子限定描き下ろし付)】
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スイートハート・トリガー3【単行本版(電子限定50P有償小冊子&電子限定描き下ろし付)】

ニャンニャ

アレックス、お前…

ネタバレ
2025年4月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ メンヘラゲイのコールからしたら、手の届かない存在だった「パーフェクト男 アレックス」
しかし実際のところはアレックスにもマウント癖、さらにそれを愛嬌で隠すくらい小賢しくて傲慢な面も持ち合わせる彼に安心したのは私だけではないはず笑。
2巻帯の「俺までダメ人間になっちまったよ」は、今見るとアレックスのヤバさを象徴したセリフでした。
ゲイのコールにはどうやっても口出しすら難しい子どもという問題をカジュアルに持ち出す身勝手さにクズ好きとしてはワクワクする展開ではありましたが(思わずヒェ…となってしまったシーン)、それ以降感情ぐちゃぐちゃにずっと苦しむはめになるコールにも共感でき息苦しかったです。

いつも自分だけが加害者になることに疲れ、それでも結果逃げずに向き合ったコールはアレックスより大人に成長してました。
でも最後に子供が欲しいという純粋な本能に折り合いをつけられるアレックスも、やっぱりいい奴。
和解したときの告白では、コールが感じていた不公平感を実はアレックスも感じていたことで今までのモヤモヤ感もかなり晴れましたし。
ラスト辺りでも何度も「なんでまだそんな上から目線なんだよアレックス!」とツッコミ入れましたが、それがアレックスであり、コールが愛する男なんだと思います。
コールも厄介な相手ばかり引き寄せる体質ですし、この2人はそういう意味でも相思相愛。
これからも波乱がありそうですが最後は仲良ししていてくれるカップルだと思います。

最後に、ブラッドは別の意味で沼っぽいのでそっちとくっついても結局コールは苦しい思いをしてそう。
スピンオフがあるみたいなのでそっちもかなり興味がわきます。
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