王子と宰相の恋煩い
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王子と宰相の恋煩い

名倉和希/逆月酒乱

ムッツリ30代宰相×純真18歳王子

ネタバレ
2025年4月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白かったですー!両片想いで、それぞれの視点で心情が語られるので、お互いがお互いを大好きなのが分かり、そこもまた読者に楽しいです!有能な宰相がまぁまぁムッツリで私は好きでしたww女王が統治する国で、次代の女王でもある双子の妹を暗殺や誘拐から守るため、公の場では女装して姫として振る舞い影武者をしてきた受け王子。髪の毛伸ばしたり、華奢な身体保ったり容姿は美しくはしてますが、物語中ほぼ口調も一人称も男の子で、しかもナヨナヨしてなくて、きちんと王族の自覚を持ってる芯が強くて純粋な王子様でした!良きです!宰相の方も、可愛い王子から純粋な愛をずっとずっと向けられて、こんなの好きにならない訳ない!て感じで最初から本当は両想いです(*^^*)でも、大人だし宰相だし、王子の気持ちには答えられない……て自制してます。私が特に好きだったのは、王子が宰相に面と向かって告白して、「僕にこんな気持ち向けられても迷惑だって分かってる。でも伝えずにはいられなかった。貴方をずっと愛していた。」って言われ、内心で『え?!過去形!?いやいや全然迷惑なんかじゃないのに!誤解とかなきゃ!』って焦ってる宰相です(笑)攻めざまぁとはまた違うカタルシスを楽しめましたwwただ、ストーリーの事件の方で、ちょーっと王子様の迂闊さと、やり手の宰相様設定にしては詰めが甘いんじゃない?と思ってしまったので、☆4です。でも、それ以外は、歳の差、両想い、溺愛、ハピエンを楽しめて満足ですー!
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