このレビューはネタバレを含みます▼
読み放題の新着案内をぱらぱら見ていて突如目に飛び込んで来ました。その衝撃につい、つい、読んでしまいました。
誰の子かもわからない妊娠。しかも42歳の男性が！
相手は誰なのか、生むか、下ろすか──社会的立場、仕事。誰に相談したらいいか‥性別関係なく、彼の悩みや葛藤がなんとも。とても引き込まれました。そして誰が父親なのかも気になってどんどん読み進みました。結果残念な結末になりましたがそのまま育ち、腹が目立つ。生んだらどうだったのか、そのパターンも見たかったですね。
取締役と各務部長のどちらが本当の遺伝子相手だったのか謎のまま終わってしまいましたが、別の意味で取締役はどうも怪しいですね。飲み会に遅れて来たのもタイミングを計ってわざとだったのでは？と。薬効いてるとか媚薬とか言ってるところをみると曲者です。各務部長はこっそり村石さんに恋してたのでしょうね。これらのことを村石さんは結局知ることになるのかな。
初読み作家さんでした。短編でしたが色々想像しておもしろいお話でした。
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