隣国の騎士は枯れかけの薔薇に愛を捧ぐ
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隣国の騎士は枯れかけの薔薇に愛を捧ぐ

西條六花/赤羽チカ

災難からの。

ネタバレ
2025年4月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ かつて後宮にて前帝の寵愛を受けていた貴族令嬢ヒロイン。だが王位交代により後宮は解体され、ヒロインは戒律の緩い修道院に身を寄せ神に身を捧げてきたが、ある日怪我人を介抱する役目を担った所災難に巻き込まれてしまい…という話。前作で現皇后(前ヒロイン)をイビッてたあの人がこんな慎ましく謙虚に生きてるとは。こう言ってはあれですけど、イコールになかなか結びつかなくて別人のようでした。ヒロインが欲しくて諦めきれないヒーローも大概ですが、俗世を捨てたいヒロインも頑なでした。もういいじゃんくっつきなよと思う一方でその気持ちを貫いて欲しいとも思ったり。読んでいて感情が忙しかったです(苦笑)。煮詰まったタイミングでの前ヒロイン登場はGJでした。すごく沢山突っ込み所はありますが終わり良ければ全て良しなんだと思います。ただ、あの修道院のマザーは天罰下って欲しいな。
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