対岸の家事
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対岸の家事

朱野帰子

気持ちわかる

ネタバレ
2025年4月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 母親が早世した家の娘だからと父から当然のごとく家事させられヤングケアラー状態で大変だった気持ちも、専業主婦の気持ちもワーママの気持ちもわかる。子が小さいと、よく病気して仕事休まなきゃで周囲に迷惑かけて罪悪感ある。 ただ、子育ては永遠じゃないから、子が大きくなれば病気も減るし、だんだん働きやすくなる。 まあ、手がかからなくなったら次は金がかかるようになるのが子育てだけどw 登場人物達の、悪気の無い余計な言葉も、実際に言ってる人いるよなぁ。 わかりみが過ぎる生々しい作品でした。 作中の、娘を家政婦代わりにしてたオヤジは、よほどの脳足りん じゃない限り、ほっときゃ家事するようになるよ-自分が生きてゆくために。 娘が頑張るから「献身は当たり前」と思い込むんよ、昭和のオヤジは。 子育ての結果は子が自立可能になった時にわかるから、娘に切り捨てられたのは、このオヤジの子育ての結果よ。
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