じんわり心も温もる

ネタバレ

2025年4月24日

このレビューはネタバレを含みます▼ 作中に出てくる杏介さんや千草くんの作品や制作作業風景の描写は、その世界をよく知らない私の脳内で色んなことを想像させ感じさせてくれました。その質感や匂い、生み出される色、それらを輝かせる光、、、彼らの世界にどっぷり浸かりました。
モテモテで遊び人の美大助手の杏介さんが、生意気でどこか掴みどころのない千草くんに振り回されるところから始まります。1巻完結ですが、あの時、だからそうだったんだ、とラストまでにふたりの言動や気持ちが丁寧に描かれていきます。
出会った時の杏介さんが素敵なお兄さんでカッコいい。ベッドで固く握った千草くんの手を、傷つくからと自らの手を重ねてあげるところ、優しーいハァもう好きーッ。
生意気な時の千草くんが時折見せる素の可愛らしさ、杏介さんがちょっとイジワルしたくなっちゃうのわかるーッ。
千草くんの杏介さんへの一途な想い、そして杏介さんの理想の色は、、、。
とてもよかった。描き下ろしと特典のその後のふたりがとってもかわいいです。

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hirohirott さん

(女性/－) 総レビュー数：214件

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