このレビューはネタバレを含みます▼
絶対にうまくいくわけがない組み合わせだけど、和むし夢がある。彼氏とは恋愛以外は基本的にGoodコミュニケーションですが、アウティングからの元カノからひどいこと言われるとこは当事者さんに大ダメージ入ると思う。
友愛と性愛はたしかにあるけど恋だけがないっていう関係を肯定的に描いてて本当に本当にすごい。今分冊版10巻まで読んでレビューを書いています(めちゃめちゃ胸が痛い展開…でもこれもきっと解決してくれるって信じられるくらいここまでの関係構築の描写がぜんぶいい)が、できれば最後まで恋愛に発展(発展なんて言い方よくないと思うけど便宜上使います、すみません)しないでほしいし、たぶんそうならない。そう信じられるくらいマジでここまでの展開が神。誠実だし覚悟を感じるし、面白い。
性愛と恋愛はイコールではないという感覚が登場人物全員にあるのもすごい。主人公を攻撃してくるキャラクターも無理解をぶつけるんじゃなくてもっと的確に刺してくるからヤバい。次巻が楽しみです!