このレビューはネタバレを含みます▼
読み応えがありました。
ヒロインを双子の妹だと思い捕らえてからも、ヒロインの面影を重ねるヒーロー。ひどい仕打ちを受けても、思い続けてしまうヒロイン。この辺りが、歪んだ愛なのかな～と思いますが、それは前半だけで、想像してたほど病的な執着を感じさせない、純愛なお話でした。
一番病んで歪んでいるのは、妹の方で、ヒーロー、ヒロイン共に、今までの自分の生き方を振り返り、お互いを思い合い成長してゆく過程がとても良かったです。
特に、ヒロインが生きる気力を失い、常に意識が死へ向かっていく状態から、呪詛をきっかけとして生きたいと願う様になり、自分の人生と向き合うようになった姿に、何度か涙しました。
この作家さんの作品は、シリアスな展開の中に、ユーモラスな会話が混ざって、思わず吹き出してしまう場面もあり、ついつい引き込まれてしまいます。
ヒロインとヒーローがひたすらイチャイチャするようなお話ではなく、他のキャラクターもちゃんと絡んでくるので、すごく面白いです。
こちらの作品も誤字がありました。残念ですが、内容はすごく良いです、オススメです！
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