悪役令嬢はシナリオを知らない ~乙女ゲームの世界で真実の恋を探します!~
柊一葉/藍川さくら
このレビューはネタバレを含みます▼
なかなか、珍しいストーリー。
ヒロインは、本人には全く自覚ないが悪役令嬢らしい。
前世の記憶はあるけど、ゲームの内容を知らないから普通に
楽しく過ごしてる。
転生者は3人。ゲームのヒロイン役の子に、ヒロインが一番
仲の良い親友。どうやら、その親友がゲーム通りに不幸になる
ヒロインを助けたいと幼少期に不幸になる原因を排除したみたい。
事故を防ぐため、道の整備とか。
それを読んで、本当に恵まれてるヒロインだと。良い子に巡り
会えたのが今の平和な生活の基盤だもの。
何だかんだあり、ゲームのヒロインだった子とも友達に。
そして、他の作品とは突出して違うのが、ヒロインの常識が
前世の影響を受けまくってて。
それが、アプローチしてくる人らに自然に牽制をしてるとこだ。
例えば、普通なら殿下にドレスを贈られたら喜ぶところなのに
サイズがぴったりなのに恐怖を覚え、個人情報ダダ漏れって殿下に
ドレスを返却。
ありがちパターンだと、ぴったりのドレスを贈られたら、それだけ
自分に関心があるんだと、喜ぶか照れる場面。で、キュンと心が躍り
相手を意識していく。
が、
この作品のヒロインは、かなり、ドン引きしてる。
そこが、他の作品と全く違って、笑えるし、好感持てる。
ヒロインは、もう一途に好きな人が出来てるから出来るなら
そのまま、幸せになって欲しいけど…
どうなるのか?また、どんな事をヒロインがやらかすのか。
凄く楽しみです。
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