二番手の女 歌姫としての誇りを胸に、最後のご奉公をいたします
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二番手の女 歌姫としての誇りを胸に、最後のご奉公をいたします

松葉サトル/大菊小菊/天路ゆうつづ

領主様にアリエッティは勿体無いよ〜

ネタバレ
2025年5月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 領主様は涼しい顔をして、2人の乙女を振り回してますからね。
自領の為とはいえ、最初のアリエッティとの婚約破棄、2度目の巫女姫婚約取りやめ。
流石にふざけすぎですね
自領の為に婚約破棄したアリエッティを嫁(仮)が来るまで神官として働かせる…
そして有能で人たらしのアリエッティに惚れてしまい
巫女姫必要ないし婚約やーめた!
領主様かっこよく描かれてますが、打算的ですね。
アリエッティがすぐに返事できないのも頷ける。
いや、アリエッティはもっと相応しい人いるよと思ってしまう。
追記…
巫女姫アリシアがついに来訪しましたが、ただの天然のバカじゃなくて、性悪で最悪ですね。
領主様が振り回したりしなければ、アリエッティに被害が行くこともなかったのではと思う。
しまいには、アリシアのおかげでアリエッティに出会えて感謝とか言ってて、あれ?
君がアリエッティとの婚約破談にしなければその時点で出会えてましたよ?

領主に文句はあれど、ストーリーは面白いです。
アリエッティの気持ち良いくらいのサクセスストーリー。
アリエッティの歌を音楽を伝える力、センスがすごく、関わる人たちを次々と音楽で魅了し絆していきます。
まさに巫女姫に相応しい能力。
編曲家としても有名で、ファン多数。
前巫女姫様まで熱狂的ファンときた。

編曲って作曲よりも難しいんですよね。
作曲はゼロから創造するセンスが必要ですが、編曲は楽曲を完成させる作業なので、いかに人々の心に伝わるかを考えてアレンジしながら演奏楽器などを決めて完成させる仕事ですが
まさに音楽を伝える天才のアリエッティには天職ですね。

神官に縛られず、自由に音楽を伝えていってほしい。
アリエッティの音楽を聞けばみんな祝福されるでしょうね。
領主がうっかり恋しちゃうくらいだしね笑
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