このレビューはネタバレを含みます▼
大絶賛の嵐なので読んでみました。
うーん、合わない…。
BLいうラブコメディあるいはヒューマンドラマのジャンルとして読まなければいいのかもしれません。
依頼人の女子が暴漢に襲われたエピソードはどうしても必要だったのでしょうか?
受けの境遇と重ね合わせる演出とはいえ、枝葉として入れるにはあまりに重すぎます。
なんだか(キャラの性格が、ではなく物語を通じて表現される世界観として)倫理観の高い社会派を志している作風の割に、女の子のおっぱいが大好き!とか攻めに言わせるのもちょっと引いてしまいました。
その「おっぱい」は女性の人格と別個についているものではないので…。
受けが暴力を振るわれていた過去については慎重を期して描写される反面、女性への加害的な要素を不用意に出してくる手つきの甘さが気になりました。
あとはシンプルに、「おっぱい大好き」なノンケの攻めが衝動的に受けを抱き締めるまでの過程が不明瞭だったと思います。
信頼できる相棒発言すら唐突でした。相棒だっけ??
なんかもっと、利他的に生きてきた攻めの心の空白を受けが癒すとかあればよかったんですが。
どうまとまるのか気になるので続きも読むと思いますが、現時点での評価はこんな感じです。