ちょー美女と野獣~キスしたら王子様になっちゃったので、もう一度魔法をかけなくちゃ~
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ちょー美女と野獣~キスしたら王子様になっちゃったので、もう一度魔法をかけなくちゃ~

大羽ふみ/野梨原花南/宮城とおこ

原作への愛情が端々にちりばめられている

ネタバレ
2025年5月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私個人的な思い出ではありますが、10代の頃のどうしようもなく辛い日々を照らし、救ってくれた最愛の物語が、年月を経て令和にまさかのコミカライズとして、また私たちの前に新たな扉を開けてくれました。
国宝レベルのファンタジーノベルであるちょーシリーズを漫画としてもう一度楽しめる。
しかも原作ファンであるという作者さんが手がけられるという、これ以上ない幸福なニュースを目にしてから、配信開始を心待ちにしていました。
あの頃のようにときめかせながら拝読し、数ページを経て、ああ、この美しい女性こそ私達のダイヤモンド姫であり、そして優しい青年こそはあの尊いジオラルド王子であると、確信を得ました。

そしてサリタもライーもアランも、まだ後ろ姿しか出ていないのにリブロですらも、間違いなくあの愛おしいみんなに違いないと、3話目にして実感しています。
きっとこれからのお話も、私の信頼を裏切ることなく色鮮やかに描いてくださると思える、素敵な予感に包まれています。

ダイヤモンド姫のお母様とのお別れシーンが、個人的には一番グッときました。漫画だからこそよりその切なさや優しさを感じることができたと思います。

これからも素晴らしい物語を野梨原先生や大羽先生が心残りなく紡いでいけるよう、いちファンとしてささやかながら応援しております。
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