分かり易い





2014年10月24日
太宰の小説人間失格は、何度も何度も読み返しました。読み返す度、感じ方が変わりました。学生時代に読んだ時と大人になってから読んでからとでは、全然違っていた。それ位、私にとっては深い作品で、主人公と太宰が重なり(実際、自叙伝とも言われてますが)感想文なんてとてもじゃないけど書けない小説でした。今こうして、コミック化された作品を読んで、まず恐怖心がなくなりました。私は、人間失格ということについて考え過ぎていた。このコミックが太宰の伝えたい人間失格の全てではないとは思いますが、期待は裏切られてはないと思います。

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