愛さないといわれましても ~元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる~(コミック)
石野人衣/豆田麦
このレビューはネタバレを含みます▼
アビゲイルの可愛さに癒される。と、一言でいうのは間違っている気がする(笑)
人間のアビゲイルも可愛いけど、魔王のアビゲイルも可愛くて、所々でクスっとなるシーンも多く、とても面白いお話です。
メインはジェラルドがアビゲイルを溺愛するというお話なのだけれど、元魔王の頃のエピソードや結婚前のアビゲイルに対する伯爵家の酷い扱いなど、結婚前後のエピソードの絡み具合が秀逸で、油断しているとウルっとするようなエピソードも。
魔王時代のアビゲイルの話って、人間身勝手すぎないかー!? って悲しくなるけど、ジェラルドが読者のストレスを解消してくれます。人間になったアビゲイルも実は弱くは無さそうだけれど、魔王時代に比べたら非力なようで、その辺りのエピソードも笑えるお話が多く、全体的にはテンポの良い楽しいお話です。
原作が面白くてコミカライズより先まで読んでいるので知っているお話なのですが、それでも面白くて笑ってしまいます。現在5巻までの発売ですが、初期の頃よりアビゲイルが大人っぽくなっていますよね。こういう絵でも楽しませてもらえるのはコミカライズの良いところです。この先も楽しみにしています。
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