籠鳥
」のレビュー

籠鳥

平飼やけい

思ったより安心して読めました!

ネタバレ
2025年5月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ あっという間に読み終えてしまいました。「え、これで終わり?」と物足りなく思った反面、なんか思っていたより、重くなくて良かった、と安心したりもして…。
好戦的な一族の話だし、次期族長と、戦えなくなって一族の慰み者となってしまった右腕(相棒?)との許されない愛のお話だし…。
単純にジズが族長になって、ツァドの地位を回復して「めでたしめでたし」じゃないよなぁ、と思いましたが…。フォスが出てきて、「おっ、コレで簡単に父親である族長に戦いを挑んで、勝ったからハッピーエンド」じゃなくなったぞ。どうなるんだ?!と一瞬ハラハラしたものの、うぉッ!ツァド強ッ!そう来たか!カッコイイ!ってな展開で、尚且つ、「ツァドの居ない平和な未来は意味が無いから要らない」というジズの正直な想いも、「そうだ!そうだ!良く言った!」と褒めてあげたくらいでした(笑)
2人の想いが通じた事を喜ぶ暇なく、2人は追われる身。ここで追手と剣を交えてどうにかなっちゃうのでは?!とまたハラハラしたのですが、追ってきたのが2人にとって理解ある弟君で本当に良かったです。
一族を諦めさせる為にジズならこうしちゃったりして…とボンヤリ考えながら読んでいたら、まんまとその通りの痛い展開となり、足が不自由な人と片腕ない人のカップリングじゃぁ、今後どうなるのよ?!と心配しましたが、ふたりが幸せなら良いか…と思い直しました。
初めはその設定から、もっと血生臭いヘヴィな展開のお話かと予想して、気持ちを確かに読もう、と思ってたのですが、あっさり読めてそこは本当に安心しました(笑)
心穏やかに2人で眺める景色はさそがし綺麗でしょうね。いつか弟が2人の想いを叶えてくれて、平和な一族となったら、2人を帰郷させてあげたいなぁ、と切に思ったのでした。
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