このレビューはネタバレを含みます▼
そして勇者カトウも魔性の男だ。
ガシュアの愛が重いのってもしかして姫様(カトウヒロインズの一人)の血が入ったからでは……?
ほんで賢者に比べて聖女は願望の内容がすけべ過ぎじゃなかろうか。
ただ、真っ当に勇者やって、死後も守護者やってるカトウと、カトウの愛した姫様の子孫である王族の人間が、ガシュアに嫌がらせしたり家族を殺して故郷を滅ぼすと脅すのは、カトウ可哀想だなあと思った。
ヨルンの幼少期もガシュアの少年期も、人間のせいで暗いものとなっているっていうのが、冒険者ものでは珍しいし、翻ってヒロインたちのめんどくさい要求にも納得感がある。
まだ女騎士とかも控えてるし、これからも二人は波乱万丈に生きていくんだろうなと思わせるいい作品だった。
アレックスはもうちょっとメンバー選定考えような。