売られた辺境伯令嬢は隣国の王太子に溺愛される【コミックス版】
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売られた辺境伯令嬢は隣国の王太子に溺愛される【コミックス版】

小椋あん/COMIC ROOM

やっぱりタイトル変えた方が良い

ネタバレ
2025年5月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 以前単話の方でレビューしました。
流行りの溺愛系の作品名だけど、溺愛ストーリーには程遠い気がする。作品名に釣られて読んだけど、溺愛展開が無い。タイトル変えた方が先入観なく楽しめたかも〜みたいな事を。
最新10巻を読んで…感想変わりません!むしろ自分の中の「溺愛ストーリー」という概念が間違っていたのかもしれないと思い始めました。クーデターからの救国、戦い、政治改革という重い話で王子と令嬢が共に戦っていく言わば戦友のような関係すらも溺愛のカテゴリーに入るのかもしれません。そう。愛がないと戦友にすらなれませんからね。思いのほか頭を使う作品だったので面食らってしまっただけなんです。溺愛系だ〜とさらっと読んで楽しんでキュンを摂取しようとした安易な気持ちで読んだのがいけなかったんですよ。愛って深いですもんね。
しかし10巻を読んでも自分の中でのギャップを擦り合わせできず…!作品名が誤解を生んだと主張してしまう、情けない読者です。
一時離脱していて、試し読みで解決したような雰囲気だったのでまとめて買って読みましたが、まだ続くそうな。まぁそうですよね。政治改革するんですもんね。予想外の長編漫画ですよ。二人の関係?溺愛まで行ってませんよ。想いは通じ合ったもののそれどころじゃないって感じですもん。“溺愛”になるのは二人の顔に皺ができ始める頃なのでは…?と思うようにもなってきました。
ヒゲのおじさんがいなくなって、ちょっとページが明るくなりましたけど、母親との描写見せられた時は正直引きました。その二人じゃないのよ、見たいのは。ここまで来たら一作品として完結まで付き合うつもりですが、溺愛ムーブは早めにお願いします。
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