オルクセン王国史~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~
            
            樽見京一郎/THORES柴本
            
            
                
                                    
                    
                                
                
                
                
                
                                    
                    
                        
                            このレビューはネタバレを含みます▼
                                                            ちょこんと載ってる豚さんの頭がかわいらしい、というのが最初の挿絵を見た時の感想です(笑)表紙の重厚な色使いで描かれたグスタフさんとちょっと違いました。ディネルースを安心させるための穏やかな表情だからですかね?
それはともかく、内容としては白エルフの一方的なダークエルフ狩り(表現柔らかく?してます)から始まりましたが、同じ「エルフ」なのに…とは思いますが、「人間」も同じだったわ、と思い直しました。エルフに焼き直してるんですかね。グスタフがすごい理性的でそのためオークは全体的に理性的になったんですかね。かっこいい豚さんです(←いろいろ台無し)しかしエルフ(ここでいう白エルフ)には美しく高潔なイメージがありますが、この作品のエルフはそうではない、狡猾で計算高いなどかなりダークな面が押し出されていて、すごく興味を惹かれました。あ、わたしもこいつら(白エルフたち)を滅ぼしたい、とそう思わされましたね。実にうまい導入だな、と。グスタフ、めっちゃ有能で政治経済あらゆる分野で手腕を発揮するのに欠点と言われるものが可愛すぎる!こんな王様慕うしかない!(最大の欠点に挙げられたものもある意味好感しかないし!でも王様なら確かに欠点だね!)グスタフいい男だな!豚さんなのに(←オークだって!)わたしの頭の中でめっちゃいい男に変換されてます。豚さんなのに(笑)
(追記)
読んでる途中でも思ってたけど、グスタフ転生者だった!やっぱな!「オークらしくない」じゃなくて「オークらしくなさすぎ」だもんね!転生してオーク王になったグスタフはどう動くのかホントおもしろい!!
                                                    
                     
                                
                
                                            
                        
                    
            
                
                    
                
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