このレビューはネタバレを含みます▼
ずっーと切ねぇ…胸がえぐられるような切なさ
時代もあるのか結婚年齢も早い、恋も愛も自覚すらあやふやな時期に病気からの別れ、引越し、結婚がチラついて登場人物達の結末を急がせる。
お互いが自分の気持ちを抑えて傍観しようとする、でも傍観しているだけではいられない、傍にいたいでも気取られちゃいけない←コレがもうほんとにエグいくらい切ない。
誰しもが人生で味わうすれ違いや失恋、それを気にしてないようにする素振りとその苦しさをこの作品はよく表現していて、綺麗すぎない絵(語彙の表現力なくてすいません)がまたその拙さをより際立たせていると思います。
1度目はレイチェル目線でただただ苦しく、2度目はノア目線で少年から大人へ恋心からの葛藤、3度目はアリシア目線で秘められた想いなのか…と何度も確認するように読んでしまいました。原作読んでないので正しいか分かりませんがオースティンもまたレイチェルや弟妹達を傍観していたりするのかな…と。苦しいくらい感情が揺すぶられる作品です。オススメ!