シリーズ3作目

すっかりイクメンになった宗吾が、その生き方を否定する父親が登場。優秀な遺伝子を持つ獣属はその務めを果たすべし…なんて考えも持ち、当然のように晶にも優秀な遺伝子を持った獣属を夫に持つ妻の心得を強要してくるしで……。これって英雄色を好むを良しとする時代錯誤な考えに似ていて、男性優位論者の頑固親父が彷彿とされて、嫌な気持ちになります。まあ、宗吾が今はそんな生き方を鼻にもかけていないのでいいですけど。宗吾の提案で、院内に託児所ができることになり、晶が妊娠したかもと匂わせるところでこの巻は終わります。託児所の保育士さんと宗吾の父親の関係は、番外編で明らかに。この巻でも翔ちゃんの可愛らしさは余すところなく描かれていて、ナッティ体操をする翔ちゃんの破壊力は、ハンパないです。