龍神と許嫁の赤い花印
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龍神と許嫁の赤い花印

中野まや花/クレハ

神様なのに全然すごくなくて言葉遣いが…

ネタバレ
2025年5月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 原作ありきで漫画化した以上仕方ないのですが、龍神で最も格が高い四王「紫紺の王」の波琉が色々とダメすぎて魅力がないです。
自分の伴侶が夢の中で出てきて顔と名前が一致してミトと分かっているのに、偽者の花印持ちが名乗り上げたり。
夢の中に出ることができるのにミトが毎日壮絶な迫害と村八分(しかも暴力まで)に遭っているのに全然助けにもいかず、部下の神薙を派遣して村に行くのだって「案内して」って案内させないとミトの居場所分からないんですかとズッコケたくなるような展開。
天候操作してピンポイントで落雷直撃して建物のドア壊せるし、最強の四王なのに人間に毛を生やした程度のスペックしかないのに「龍神」(普通に人間体しかないのですが)という設定といい、ツッコミどころが満載すぎて魅力を感じませんでした。
むしろ高校生になっても最強の四王に見つけてもらえず、学校に行くことも戸籍も貰えず、両親と一緒に迫害を受けていた主人公のミトがあまりに可哀想すぎます。
ミトからしたら今の環境が最悪なので波琉の縁談を受けるに違いないのですが、彼がミトを守り切れるかというのは大いに疑問が残ります。
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