ロングピリオド【単行本版】
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ロングピリオド【単行本版】

古矢渚

幼馴染の傑作

ネタバレ
2025年5月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 購入してから1年近く経過してるけど、定期的に読み返してしまう大好きな作品です。
幼少からの2人の関係性が、現在パートと交互かつ適度に描かれて、上下巻通して過不足が全くない。
全編通して静かではあるものの、でもちゃんと女子とのイベントや兄との確執など感情が揺れる山や谷がちゃんとあり、ミニシアターで上映されている往年の名作を見たような読後の満足感があります。
2巻最後の部屋での描写が幸せで、でもなぜかおうちデートという言葉が思い付かない飄々とした感じが2人らしさが出ていていいなあ。
品があるから実写化には最適な作品じゃないかな(されてるのかも知れないが)
この先どんな人生を歩むのか続きが気になってしまう、そんな作品です。
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