このレビューはネタバレを含みます▼
バリキャリヒロインは、なくなった祖母から遺品整理を頼まれて、実家の蔵で作業をしていたところ
棺を見つける。棺を開けると美しい男性が眠っていて、その男性が急に目覚め吸血鬼だと名乗る
ファンタジー作品。
吸血鬼のヒーローは実際には明治生まれでヒロインの曾祖母に恋心を抱いていたのですが、
ヒーローが病弱だったためヒロイン祖母と一緒になれず、ある女性吸血鬼にそそのかされて
吸血鬼になってしまったというお話。
ヒーローの吸血シーンが色っぽいです。次第に現代に馴染んでいく世話焼きヒーローと
快活なヒロインとのやりとりがくすっと笑えます。
ヒーローを吸血鬼にした女性吸血鬼も現れたりいろいろありますが
ヒーローが改めてヒロインに恋をして結ばれたことで呪が解けて人間に戻るというのは
ロマンチックでした!すっごくいい感じで終わりましたが
もうちょっと続きがあったら良かったのに!
初読みの作家さまでしたが、絵もすごく好みで、
BL作品も多く描かれている作家さまのようなのでBL作品の方も
ぜひ読んでみようと思います!