引きこもり令嬢は皇妃になんてなりたくない!~強面皇帝の溺愛が駄々漏れで困ります~
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引きこもり令嬢は皇妃になんてなりたくない!~強面皇帝の溺愛が駄々漏れで困ります~

直江亜季子/百門一新/双葉はづき

そっとしといてあげて

ネタバレ
2025年5月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ ぽやんぽやんの引きこもり令嬢ちゃんは、動物や聖獣と通じ合える力を持ちつつもそれをひけらかすことなく、現状に不満も持たずつましく暮らしている。実家はごん太い貴族で引きこもり万歳の環境なのだし、もう引きこもり読書させたげてー。望んでいない皇妃に召し上げられて、嫉妬心溢れる皇帝周囲の女性やその父親に厳しく当たられる……という展開がちょっと可哀そう。本人が望んでいなくて、彼女を溺愛している家族も皇帝に逆らえない、という状況で神輿に乗せられたのだから、せめて彼女の周りの人たちは好い人であれよー……と思ってしまった(読んだのは1巻まで)。望んでもいない現実で努力や忍耐を強いられるのってキツイ、からこそファンタジーはそうじゃない展開が好きです。そういう主人公に神が甘々じゃんみたいな展開が嫌いな読者もいらっしゃると思うので、残念だけれど好みの問題ですよね。
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