このレビューはネタバレを含みます▼
何の罪を持って生まれたのか…前世は極悪非道な魂で、断罪のための生まれ変わりと言っても過言ではないほど、ティナの試練が凄まじい…。戦争ではよくある現実ですが、ティナ一人がその重い役割を演出しなければならないのが、可哀そうでならなかった。
普通の女性が受けた性暴力の後遺症は一生涯残ると言うのに、命よりは軽い扱いになってしまうのが悲しい現実。
最後は愛で一杯の未来ですが、塗りかえる為とは言え、子作りも励みすぎでは…？？ 夫婦の行為も出産もティナにとって簡単ではないはず…恐怖と安堵の狭間で葛藤し続ける彼女に寄り添えていない、愛があればなんて綺麗ごとでしかないハッピーエンドがちょっと切ない。
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