このレビューはネタバレを含みます▼
絵が綺麗で好みだったので、広告で見て気になり読んでみました。嫌な女であるレミが、ただ復讐されるだけの話ではなく、彼女の振る舞いの背景も描かれていて、最後はレミにもちゃんと救いがあったのが良かったです。
最初はレミのこと、嫌な女だなと読んでいたけれど、彼女の育った環境など明かされ、ユミの狙いも分かる後半になるに連れ、少しレミを応援している自分がいました。
まぁ嫌な女のレミに騙されていた会社の男性社員たちを始めとする登場人物の男性陣も、結局他人の中身をよく見ようとしない、最初のレミと同レベルな人達だったので、レミに騙されていたことへの同情はなかったですし。後半は反省の色を見せ、冷静にこれからの生活を歩もうとするレミは清々しかったですね。
レミとユミは作中でもう会うことはないと言われていますが、何十年か後に、お互い幸せになった形で再会してほしいな、なんて思える作品でした。