恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―@COMIC
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恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―@COMIC

家守まき/永野水貴/とよた瑣織

5巻まで読んだけど主人公ずっと辛いターン

ネタバレ
2025年5月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ いつになったら主人公が幸せになれるのかと読み続けていますが一向に幸せが訪れません。
唯一の話相手の剣は「耄碌したか」など不快になる言葉を使うし、のちに初恋の息子ロイドがやってきて事あるごとに二人の会話に割って入るところが空気読めないというか鬱陶しいレベル。剣が自分を連れて行けって言ったのを目の前で見聞きした人がいるのに剣を盗んだ魔女になっているし。そのうえ浄化のため一生、月も太陽もない世界でたったひとり孤独、一生働かされる。救いは死にたきゃいつでも死ね。となっているし。ほかの人から見たら変わった魔法の研究をしていて、仮に剣を盗んだとして、たったひとりで何千何万人を救わなきゃいけないこと??と腹が立ちました。
身代わりになって生贄に差し出されて、初恋の人は向こう側で自分の義理の妹と3人も子供作ってるし。はぁ??無神経が過ぎで頭はげそうだった。生贄に送った場所に息子ロイドが行くことをよしとするし。その時にもし会えたら…となにか言付けでもしてくれればいいのに知ってて息子に何も教えず、何もなしだし。初恋の男は鬼に思う。息子ロイドもかなりの変わり者で、後にやや変化は見られるものの、5巻の現時点では、元の地に婚約者がいて、そのために剣をかっさらっていくつもりで来ていて、いつかは戻らなければいけないのであれば、主人公が一人になった時の孤独が闇より深いものとなると思わないんだろうか。と、小さな幸せさえも見えてこないので辛い気持ちになります。
少しでもいいからスカッとするシーンが欲しいです。あと23年後の主人公の「~だ」みたいな言葉遣いがなんかしっくりこないです。
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